詩人:甘味亭 真朱麻呂
見栄の張り合い
人は偽ることでその場をやり過ごす
それが良い嘘だとしても悪い嘘だとしても嘘は嘘
気づけば人は嘘を実用化して
ふと気づくとまた嘘をついてる
ほらまた口がすべったって言い訳をする
嘘には二種類あって
無意識につく嘘と
意識的につく嘘がある
人はずる賢いから
嘘を巧みに使いこなす
まるで一つの道具のように
人は嘘をつき
そして真実を巧みに利用する
それは善にも悪にも利用される
それは私達が普段暮らす生活の中に深く根付き
どんな人の心にもそれはあり
私達は誰しも嘘をつき
それが無意識なのか
意識的なのかは別として
人はあたかもそれが真実のように見せかけ
そして今も昔も日常的にそれは心にとけ込んで
いつでも人の心を惑わし操作する
それが世に言う偽り
いわゆる嘘なのだ
この世で最も
悪しき言葉
時に
善にも悪にもなる
それが虚言。