詩人:さみだれ
彼を殺した言葉の海に溺れてもがくその姿を尻目にあなたはあるいていく私はひとりこの世界から抜けて出て巡るべき輪廻に身を預けようとする勇敢であるといえるか逃避だと笑うか彼を殺したその人を見ずして私はひとり彼を妬んだ死にいくさまがそのほほ紅に手を添えてやりたいそして殺したい