詩人:どるとる
私は無罪です。
そう言う人がいるならばそれは嘘だ。
なぜなら人はいつ何時でも人を殺せる殺意という見えない凶器を持っているから
人に生まれた時点でもう人は汚れている。
それを私には非がないように無罪ですと言うような人は心が汚れているのを自らわざわざ言うようなものだ
もし証言するなら人は生まれながらに心に闇を持っている。
しかし私は人を殺すような動機もなければ理由もない。
だから今は無罪です。
そう言うのが妥当だろうと思う。
顔の見えない黒子のような君にこそ言いたいよ。
君は無罪であって無罪じゃないのさ、と。