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詩人:山姫
これはたとえの話
私という木があったと仮定する話
周りにはたくさんの様々な木があってあまり目立たないけど
確かに存在してる
太くも大きくもないから自分をつくろうような葉っぱばかり
でも、そんな私の下に誰かが来て
一休みするような
少しでも安らげるような
そんな木だったらいいな
もう朽ちてきているから
小さな花を咲かせることはできても
実をつけることはできそうにないな
…それがちょっと残念だけど
それでも
私の作った葉っぱたちが誰かの糧になって
少しでも元気をあげられるなら
ちっぽけでも頑張る意味があるかな
花みたいな素晴らしいものはあまり作れなくても
できるだけ多くの言の葉だけは作って残しておこうかな