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詩人:チェシャ猫
世界がもう語り尽くした
誰もが聞き飽きた言葉で僕は
この声が君に届くように
迷いそうな夜の下で歌い続けるから
枯れかけた声で叫ぶ愛は
きっと貴方に届くから・・・。。
いつからか涙することを忘れた世界
見えない何かに右手突き上げて
その両足で大地に踏ん張っていた
精一杯背伸びしてみてもまだ大人になれない僕は
いつかは星にも手が届くと
そう自分に言い聞かせた・・・。。
消えかけた声が世界の時間から取り残されたとき
伸ばした手に触れたのは貴方の涙でした
その手は誰かに振りかざすのではなく
震える誰かを抱きしめる為にあるのだと
君は教えてくれたから
君は微笑った オレンジ色したソラの下
どんなに上手にキスしてみても
途中で途切れてしまうけど
淋しいときに微笑うクセは
目をそらしたくなるくらい キレイだから・・・。。
涙が零れた 星の見つめるソラの下
例え時計の針を止めてみたとしても
世界は変わらずに歩き続けるけど
枯れかけた声で叫ぶ愛は
きっと貴方に届くから
いつからか微笑うことを忘れた世界が
語り尽くされた愛を置き去りにしても
僕はこの夜の下で歌い続けるから
枯れかけたその声に
枯れかけた願いを乗せて・・・。。