詩人:黒夢
君がオレンジ色の折り紙で。
僕は青色の折り紙で。
笑いながら紙飛行機を作る。
そうして2人で空に飛ばそう。
きっと何処までも飛んでいく。
僕が君を何処までも飛ばせて見せよう。
僕等が持つ
不安も、希望も、傷ついた痛みも、悲しみも
きっと、消えることなく僕等を苦しめる。
それらを少しでも消して楽になりたいと
僕等は紙飛行機を飛ばしている。
君が太陽の色の紙飛行機を。
僕が空の色の紙飛行機を。
何処までも飛んでいけ。
空の僕が、太陽の君を包んでいるから。
2005/04/07 (Thu)