詩人:甘味亭 真朱麻呂
叶いっこない夢を見て
当然のようにその夢は砕け散った
何度も何度も繰り返す夢の切り替え
きっと僕があの頃見てた夢は飾りでしかなかったんだろう
結局はそれなりの暮らしさえ手に入れば満足だったんだろう
その証拠に僕はダラダラと日々を無駄にしていく
まるですべての望みを決めつけるように
すべての理想を捨ててしまったように
僕は今日もぐうたらに一日を過ごす
もう何回あくびをしただろう…?
今日何回屁をこいたっけ…?
そんなくだらないことを考えながら
見る夕陽はとてもとても悲しい色をしていた。