詩人:千波 一也
よろこび、という
ことばそのものの
よろこびは
どこにある
ただしさ、という
ことばそのものの
ただしさは
どこにある
どうして、という
といかけそのものの
どうして、は
どこにある
おかえり、という
よびかけそのものの
おかえり、は
どこにある
それなりに
じゆうなわたしは
おなじくらいのちからで
とじられようとして
いる
かなしみ、という
ことばそのものの
かなしみは
どこにある
かなしみ、という
ことばそのものへの
こたえは
どこに
いる
2008/10/23 (Thu)