詩人:鰐句 蘭丸
深夜放送を見ていた
時代を綴った映像とその時代の流行歌
なにか 映る人間と背景に差こそあれ なにか 変わらない人間の在り方と世代の背景 は 国境すら無意味にして現在との符合を突き付けて目の当たりにさせる
ただ それは 最新のニュース でも無いのに たった今それが起こったのか と思わせるほど 現在に似ていて
それでも それに つれて流される流行歌は いにしえと呼ぶには新しい なつかしの流行歌
深夜放送を見ていた
それは
在り来たりな
なつかしの流行歌の深夜放送
深夜放送を見ていた