詩人:清彦
承認されたい承認されたい
崖の上 ひとりきりで
孤高と孤独の狭間に揺れて
応答しない応答しない
何もかも聞こえなくなって
時間よ いっそ早く過ぎ去ってくれ
今だったら全て受け入れるからさ
愛していくつもりさ
お前が望む通りに
だけれど あの頃みたいに
戻るのは 少し辛い 辛い
胸が張り裂けるよ
幼くって残酷なままさ
手玉にとられてるのは自覚してるさ
あどけないくせに
乱暴に振り回して
破いて引き裂いてしまうんでしょ?
俺だって 開き直ってやるのさ
優しいと言われるような
立ち回りを振る舞うのは
お前が大切なのも含めて
本当は全てがどうだっていいのさ
なあ
本当にここへ
這い上がってくるつもりですか
いや、違う
この感覚はまさか
おれ ひとりだけ
飛び降りて
墜ちてる最中じゃ?