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詩人:チェシャ猫
泣き出しそうな君の背中に さよなら言うよ
零れた涙に映る君が
いつまでもキレイであるように・・・。。
どんなにその両手を伸ばしてみても
そこに触れられるものなんて 何一つなかった僕に
唯だ聞こえていたのは君の声だった
震えるその唇に触れたのは
強く握ったら 消えてしまいそうな君の手だった。。
その目に映る星が滲む夜にも
差し出すその手に淋しさが降る夜も
大きく息を吸い込んだなら
見えなくなるまで蹴飛ばしてやればいい
零れた涙にまだ君が映っているなら
かっこ悪いって言われてもいいさ
転んだってまた立ち上がる。。
だから僕は震える君の背中にありがと言うよ
行き場をなくした声が 涙に変わるその前に
多分零れた涙を忘れないよ
歩き続ける思い出の中で振り返る君が
いつまでもキレイであるように・・・。。