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詩人:現実的SUGILL
期待外れな夢
しとしと、降る雨
うまい形容詞が
見つからなくって
半月前の自分に
タイムスリップした
まだボタン
押す手が震えてる
窓の外では
初夏の景色が
外連味なく
広がってるけど。
あの日の熱で
壊したはずの
マグカップ
いつのまに
直してくれたの
君の背中
ずっと追いかけて
泣きそうになって
転びそうになって
君の背中
いつも、眩しすぎて
死にそうになって
生き損なうわ
地団駄踏んだって
明日は来るから...
薄荷色の壁紙
選んだのは
君だったよね
何だか満月を見たい
そんな夜なのに。
雲は、意地悪
すべてが憂鬱で
掌を握り返せば
君の体温の
有難さが解る
この宇宙の
どこかに君がいる
この地球の
どこかに君がいる
同じ道を歩いた
あの日の展望
忘れたり、しないよ
君の背中
ずっと追いかけて
泣きそうになって
転びそうになって
君の背中
いつも、眩しすぎて
死にそうになって
生き損なうわ
君の背中
ずっと追いかけて
泣きそうになって
はぐれそうになって
君の横顔
もっと、見ていたかった
見失ったあとで
今日
心はもう眠れそうにない
忘れるなんて
できっこない