詩人:甘味亭 真朱麻呂
『雨宿り』 突然の豪雨に見舞われた私古い茅葺き屋根 雨音滴る 静かで良いよ 涙も流してくれるから 泣いても良いよ 抱きしめてあげるから雨宿り 風を避けて 雨を避けて 私気持ち揺らめく 突然の別れ話に見舞われた私つぶれたパン屋の窓 雨粒弾く嘘で良いよ 涙が止まらない 泣いても良い? 泣いてくるから サヨナラ 雨宿り 雨を避けて 風を避けて 私気持ち欠けゆく。