詩人:甘味亭 真朱麻呂
桜咲く景色の中に
見つけた光
それは想い出
忘れかけていた
時の流れがそうさせた
でも
桜は伝えてる
思い出せよと教えてくれる
こうして大人になった今でも
物思いに涙をこぼしたりしてる
まるでそれは
春風のように
暖かく僕を包み込んで返らぬ思い出へと連れて行く
目を閉じれば
今も鮮やかに思い出せる
大人になった僕はそんな思い出に守られて
今日も生きている
明日も明後日も
僕はきっと生きている
そして毎年
暖かな春の景色の中思い出す
僕はきっと思い出せる。