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[198342] 落陽

詩人:さみだれ

落陽をよく見た
橋の手すりが溶けるのがわかる
君といえばそんなもの
視界が回り
いなくのはいつもいつも
跳ねる音ばっかりで

落日は微睡み
好いた夢をも揺れて
私とはそんなもの
そんなものが跳ねて
跳ねて

見えるものに青さを求め
眼球は旅をする
なぜ?
冷たそうだから?

落葉に燃え
君は手すりを変えた
変わり果てた形など
どうでもいいように笑う
その向こうに見えるんだ
赤く腫れる落陽が

2024/06/04 (Tue)
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