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詩人:ナナエ
馬鹿な私は
君に弱音を吐かなかった
君の優しさにしがみついて
現実に戻りたくないくらい
癒されていたかったのに
頑張るよって別れ際
笑顔で君を見送った
真面目な君は
私を心から励ました
私の今までを
優しく肯定してくれた
少しでも厳しい現実への
力になれるようにって
頑張れよって別れ際
笑顔で私に手を振った
私はいったい何時になったら
ダメかもしれないって言えるのだろう
全部辞めちゃいたいって
私が誰かにつぶやく日は来るのだろうか
それよりも
それよりさ
もしも真面目な君が
弱い君を隠している存在なら
これほど残念な事はないよ
だから
真っ暗闇に堕ちて脱け出せない
こんな絶望の夜は
馬鹿な私の弱音なんかより
真面目な君の本気の弱音に
心底埋もれて一緒に泣きたい