詩人:ぐっくん
赤い夕日が
今日の終りを
告げるみたいに
ビルの向こうへ
沈んで消える
そんな景色を
繰り返すだけだと
僕らは嘆いてる
まるで黒猫のように
夕闇に溶けていき
続きのページを
知らない間に
追い抜かして書く
今日も明日もその先も
希望なんて見当たらない
それなら空想で良い
黒いページに
消ゴムで書こう
白い文字で思い通りを
まるでコウモリのように
暗闇に溶けていき
僕の頭で
見えない何かが
身を潜めている
僕もあなたも誰だって
嘘や不安を
飼い馴らしてる
命に影はつきものなのさ
心配するな
君だけじゃない
今日も明日もその先も
光なんて見当たらない
それなら理想で良い
黒いもやもやに
消ゴムで書こう
白い文字で
1つの逃げ道を