詩人:あいく
ウチでわ絶対に【G】を飼っていません
間違いなく近隣家からの
はぐれ【G】に違いないのです
けれども【G】わ時として現れ
恐怖を振りまいて私の
夜の眠りにまで障りをもたらします
私わ基本的に生類にわ
慈悲深い性質でわありますが
こと【G】と【K】に対してだけわ
目の当たりにすれば
果敢に勇敢に戦いを挑みます
悪鬼羅刹の如くあたります
しかしなにぶん【G】わ奸智に長け
挑発するが如く姿を見せてわ
床壁の区別無く這い回り
時として静止してその
醜悪なる二本のアンテナを
右に左にゆらゆらと
まるで人を嘲笑うかのように
そしてこちらが攻撃に
転じると見るやいなや
人の手出しの及ばぬ
家具隙間暗がりの中へと
瞬く間に姿をくらますのです
もし万物の創造主たるものが
神と言うのであれば
あの黒光りする生き物【G】を
この世に生み出した神とわ
どアホなのでわないかと
思わざるをえないでしょう
不毛なる戦いでわありますが
もはや人の尊厳に懸かる業
とでも言うのでしょうか
【G】との争い止む事わ無いでしょう
我の鉾たる丸めた古雑誌片手に。。。
※我が闘争の結末わ感想板にて