詩人:快感じゃがー
空想に生きてる。
というよりは、
現実に戻れない
きっと
そのほうが正しくて
振り返った夜
急に切なくなって
シーツに包まって
ずっと泣いていた
これは
天の啓示でも
何でもなく
ただ昔から
ナントナク
思ってきたこと
私は
目に見える
幸福が欲しいんだと
気づき
だから一生
報われぬことも
悟った
"溺れてばかりの
ある若者は時折、
苦しさを紛らわせる、
それだけの為に
酸素のない
世界へとつづく
そんな遊びも
覚え始めたりして
乗りかかった船は
大層歪つで、
そして沈む運命を
知った日は遅すぎた
劣等は、
優性を確信させるもの
けれど
劣等は
劣等以外の
何者でもなかった"