詩人:甘味亭 真朱麻呂
寂れたBARに一人椅子に座り
孤独な夜をお酒で紛らわせてた
腐敗と不乱の瀬戸際で二人の思いは行き違ってばかりいた
迷いや悩み抱え込むたびに
苛立ちと焦りが自分を腐らせてた
君の心につけてしまった深い傷
きっとどんなことをしても癒えない
別れの傷跡
君を命に賭けても守るみたいな
クサイ台詞を吐けたあの頃はもう遠い思い出でしかないんだね
人ひとり守るのにこんなにも大変だとは思わなかったなんて勝手だよな
愛がとても重く感じる
時が経てば経つほどに重さは増してく
君をまだ今でも愛しているだなんて
今更とても言えるわけもなく
諦めたときの傷がまだ痛むよ
君の傷と同じように心に刻んだ
別れの傷跡
水を与えなけりゃ
花は散る
それと同じように
僕らの愛もわずか2ヶ月足らずで散っていった
でも出会わなければよかったなんて
思ってないよ
君がくれた二ヶ月に笑顔を贈ろう
今だからこそいえるこの傷跡は君と僕が愛し合ったことの証
勲章だと。