詩人:♪羽音♪
好きだから
傷つき傷つけ
好きだから
朝がくるまで泣いた
あの日々を思い出すと
今でも胸が苦しくなる
こんな気持ちに
気づきたくなんてなかった
心がボロボロに
なっていく中で
感情を失う
「好き」という気持ちさえ分からなくなっていった
ただの無感情
いっそ「嫌い」に
なれたら楽なのに
こんなの恋じゃない
自分の気持ちを認めない
認めたくなんかないから
アナタに沢山
悪態をついてみた
好きなんかじゃない
好きなワケがない
だってこれだけ
悪態がつけるんだもの
このままアナタに
嫌われれば
ある意味、ラッキー
見込みさえなければ
諦めもつく
いっそ早くして下さい
いつもの報復を
私を壊すのが最初の
目的だったのでしょう?
いつもの報復と引き換えに
本当の意味で
アナタと縁が切れる
永遠に
その方が楽に
なれるのかもしれない自分の気持ちと
向き合う必要が無くなるから
寧ろアナタと向き合う
以外に手立てがない
この気持ちを
アナタの前で
認めるしか無くなるほど
追いつめられることの方が
よっぽど怖い
だからお願いです
引いて下さい
私は知りたくない
自分の気持ちを
知りたくないけど
今でも胸が苦しいの
だから自分にも
アナタにも背を向ける
何も見えない
何も聞こえない
何も知れない
何にも触れられない
これでいい
これでいいの