詩人:†楓風†
紙切れと左手の薬指のわっかだけがつなぎ止める半永久的な安心
その紙切れを提出する当人ならば幸せ
その紙切れを提出するのを黙って見ることしか出来ないのならば絶望
絶える希望は奥歯で噛み締めて
血が出ても構わない
想うあなたが世界から消えてしまうのならば
血なんていくらでも流す
いっそのこと僕は違う世界へと消えてしまいたい
神様、新命が誕生したならば全てがなかったことになりますか?
僕の想いは幻想だったと
僕は何も感じていないと
神様は一度に何人も救うことは出来ない
だから神様が最良と言えば最良
僕の絶えた希望も神様から見たら最良
最良の結末は最良だったと思う他に道はない
他人の不幸は蜜の味でしょ?
皆様どうぞ僕の不幸はとびきり甘いよ