詩人:ぐっくん
青色の天井
隙間から顔を出した
うろこ雲を破って
木枯らしが吹く
舞い散るもみじを
ずっと眺めて
掴もうとしたら
また空振りして
大事な物って
掴めないんだよな
転がってる枯れ葉が
命の流れを物語ってる
あぁしていつか
消えるんだろうか
溜め込んだ不安
飲み込んでく日々
天井裏を憎くみながら
明日の朝を夢見て祈るよ
テジタル式の
ネズミ取りをくれ
そして悪い奴らを
追い払ってくれ…と
灰色の天井
鏡の顔を曇らせる
湯気を突抜けて
水滴が落ちる
広がる波紋を
ずっと眺めて
止めようとしたら
新たな悩みが浮かんで
何が大切で何が間違いか
分からなくなるんだよ
続いてく凸凹が
想いの差を訴えている
あぁいつかは
なくなるんだろうか
後回しの希望
込めすぎた期待
天井裏を憎くみながら
ぬるま湯につかるよ
でも君は
それでも僕も
祈ってるんだよ
世界とそれの支配者に
特効薬を
そして両手に
大切な物をくれと