詩人:快感じゃがー
百面相な恋愛ごっこ
こういうのも
偶には
偶には悪くないと
思ってる
雷鳴が美しい夜
君の名を叫び
また明日も笑えるよう
そっと
鍵を開けておくね
ただ
待つだけの恋が
随分と
世界を様変わりさせ
真価を濁らせた
だけど
それも偶にだったら
偶になら
悪くはないと思うよ
気持ちを
大切にする為に
私は温度を届けよう
鍵なんて
きっと最初から
二人には必要のないもので
あなたが
辿り着く瞬間に
すべてが
本当の色を
取り戻す予感がしてる
選択肢を
並べておくね
空の顔を覚えていて
私は
君がくれた不幸なら
何もかも
愛するつもりだよ