詩人:甘味亭 真朱麻呂
飲みかけの麦酒を一気に飲み干す
むせ返るようなまだ飲みなれないその味
このまま
何も変わらないまま
日々はずっと流れてく
このまま
相変わらずの僕らで
季節はまた一つ始まりをつれてきた
明くる日の僕らは…
明くる日の僕らは…
予想を裏切り
肩を寄せ合い
抱き合って
大好きな酎ハイを飲み交わす
そんな夢を見ては
目覚める朝
自惚れてた自分をヒドく恥じた
二日酔いよりも
どんな何よりも
悲しい悲しい現実がそこにあった
殺伐とした部屋の中
退屈で静かすぎる毎日が待っていた。