詩人:甘味亭 真朱麻呂
おやすみ おやすみ
なんだか名残惜しいけれど
おやすみ おやすみ
どうやら時計を見ればもう寝る時間
月と星がダンスする
今日と明日が入れ替わる
目覚めたときには
もうそこは明日の世界
でもおやすみと言った昨日の僕は確かに此処にいた
今日は今日の悩み
明日は明日の悩み
抱え込む
不安が募る
涙が溢れる
それでも
今夜もまた君の隣で僕は言うだろう
おやすみ おやすみ
また明日
また明日会おう
現実から夢へ
夢から現実へ
帰る場所を探して
僕は目を閉じたり開けたりする
やわらかい風が
僕の頬を撫でる
暖かい感触が
僕の手をさわる
ムニャムニャ
大好き…だよ…
ムニャムニャ
…大…好きだよ…
夢うつつくり返す寝言
君には聞こえるだろうか
僕の心の声が…。