詩人:沁漉
君にあの時…見逃す事をやってあげれば今頃、幸せだったのに…。 あんなに傷つけてしまったのに…君は最後まで涙こらえて笑ってくれたね。 どうしてそんなに君の瞳は優しいの? もぅ雪も溶けていくよ。 まるで君が僕から離れて 行くようで…。 優しすぎる悲劇が僕を悩ませるよ。 もぅ後悔しても遅いね。 君を想う嫉妬だけがつのるばかり…。 君にさよなら告げた白い息だったのに、もぅすぐ雪も溶けて、また新しい季節風がくるよ。 その時、君も風になって僕の所へ来て? 僕がみた夢は風に溶け込む君がいた。なぜか哀しげに咲く花の上にとまったよ。