詩人:山姫
初めて好きになった君には全てをさらけ出したかったのに
素顔を見せるのが怖くて作った「私」という仮面が外せなくなってた
初めて寄り添ってくれた君に近づきたかったのに
孤独を隠そうとして生まれた空想の「私」にいつも干渉された
君と生きる事で「僕」に戻れると思ってたのに
強がりな「私」は君を拒絶した
後悔に意味はないと知ってるけど
たとえ鎖かけの素顔でも
たとえ腐りかけの心でも
素直に君に伝えられたら
その辛そうな作り笑いが解けたのかなって
痛む胸を抱えながら考えるんだ
2010/05/20 (Thu)