詩人:tyuuya
新芽はやがて濃厚な緑となり、帆を大きく張った船は褐色が錆びた場所に向かっていた
時々私は孤独に見舞われてしまう
周りは艶を見い出しはじめ、今と昔私は行き来しはじめ、それでも今という時代に恋こがれていた。
人は何故イカダをつくっていよう。
今地球は錆びが拡がっていくばかり
人は何故自分のイカダに満足せよう
今地球の大気は鉄のすえた臭いが呼吸をするたびに残るばかりだよ
それでも僕はイカダを壊せない、壊されたくないんだ。
君が大型の黒船に乗って
不格好で木々を固定仕切れていないイカダ
黒船はいつ迎えにこようか。
錆びがこびりついたまま