詩人:さみだれ
思わぬところに現れた
ブラックホールに吸い込まれ
電波で届く君の声も
パタンと途切れてしまった
明くる日ベッドはもぬけの殻で
ガスが部屋を満たしてる
光が届いた君の光が
ほこりまみれの白い光が
言わずと知れた超巨星
自分の力を抑えられず
消えてしまう消えてしまうよ
光もなく音もなく
はしたない君の衛星
軌道はすでに決めてある
目指すはハロー
バルジでは会えないわ
そんな言伝ての光が届いた
それから何億年経ってんだろう
何万年ならまだ安心する
何年なら茶でも飲んでから
行くとするよ