詩人:タキシード詩者
「飾らない君が良い」と
飾り付ける君が嫌い。
本当の自分なんて
とっくに通りすぎているから
みっともなくてもいい
つま先で歩いてみせるよ。
涙が出そうなのは
心が渇いてしまったから
わかってもらえたフリをして
笑う自分が嫌い。
弱みを握りあって
初めて向かい合える瞳
君に吐いた泣き言は
全て自分の中で解決済み。
怯えているのは
周りを油断させるため。
置いてきぼりにさせたまま
一人で走っていくよ。
出来れば構わないで
どこまで行っても
いつまで経っても
素直にはなれないけど。
本当の自分が一番らしくない
って
そう思えば
何も怖くないから。