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[22282] りじゅうや

詩人:哀華

声を押し殺したまま
泣いていた夜

世界のどこかに
今の私と
同じ様な奴は
居るんだろうか

右手を
握りつぶし
ふがいない。なんて
意味も分からず
呟いてんだ

そうか
分かった

この中には膿しか
溜まらないこと

そうか
わかった

弱さは流れ出すと
信じてた頭の先

生み出すものは
滑稽で
歌唄う声も
今は虚ろ

真ん中に
二つ寄り添って

君は
いつか見た
映画の様に笑ってた

君にはきっと
届くだろう
寒くて
たまらない夜が

君にはきっと
分かるだろう
振り切った
痛みの粒が

2004/12/05 (Sun)
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