詩人:綾
もし欲しいものすべてが思うまま手に入るとしたらもし失うことを知らなかったら気付いていなかっただろうか手のなかにある幸せを抱きしめられる幸せに優しい人だと私に言うあなたのほうが優しいことにこぼれ落ちる涙をぬぐうあなたの指でひとりが救われた誰かを愛するとき世界はどんな色に変わるだろうそれは温かくて薔薇色より柔らかい色かもしれない