詩人:優花
漫画なら
ドラマなら
映画なら
ココで私は
彼を引き留めるでしょう
どんなに
恥ずかしがり屋な私でも
ためらうコトなく
あまりにも大胆な私を
彼の前では
演じるのでしょう
現実での私は
ただ、ただ、
あなたの
自転車の後ろに乗っている
可愛い女の子が
気になって
声をかけるコトなんて
出来なくて
あなたが
声をかけてくれたのに
可愛く
笑うコトもできない
そうなのだけど
そんな私なのだけど
目だけは
そらしたくなくて
あなたにとっては
何でもない
瞬間なのだけど
私は
あまりにも
早く過ぎてしまう
この一瞬間を
記憶に とどめる
2005/04/11 (Mon)