詩人:華森 愛瑛
電化製品のように
保証書もなければ
取り扱い説明書もない
一人一人にもし取り扱い説明書があったら
どうなると思う?
きっと楽だよね
余計な苦しみや悲しみ
背負わなくていいよね
この人にはこう扱って下さい
この人にはこんな事言ったらこんな風になりますからご注意を...
なんて説明書を読みながら相手と接する時代が
もしきたらどうなる?
みんな感情がない
人間になってしまうよね
心がない人間になってしまうよね...
だから人間にはそんなものがないんだよ...
相手と真剣に見つめあって語り合ったら
相手の気持ちって分かるはずだよね
本当は誰でも心はもろく壊れやすい生き物なんだ
強い人間なんていないんだみんな産まれてた時は
弱くて純粋な心を持ってたんだ
それがいつしか成長して育った環境によって
強い人間
弱い人間
優しい人間
心が貧しい人間になっていくんだ
人には取り扱い説明書なくてもその人の心の中にちゃんと説明書が載っているよ目に見えない肌で感じる
「取り扱い説明書」が...