詩人:そほと
せっけん箱が走った洗面器が廻っただからぼくはお腹に吸盤をくっつけてマブチ水中モーターのスイッチを入れて銭湯の湯船に浮かんだんだ子供の頭にだって進まない事は分かってる進むと思いたがってるだけって事も分かってるそれでも進んだ進んだって大はしゃぎしたんだ新しいウソを手に入れた後ろめたい瞬間だった