詩人:快感じゃがー
芥子に見蕩れていたの
紅に
ダブらせて
ある日の
恋の続きを
遠くに描いて
見てたの
あなたが
首を振った
私は
ちょっと俯いた
二人は
ただ
泣きたくって
そんな居場所が欲しかった
白い花は駄目よ
汚したくないのよ
出来るなら
菫みたいに
ひっそりと
謳歌したい
青い空も厭よ
乱したくないのよ
出来るなら
灰色の雲
そんな頃に飛びたい
1マスの蜜
言うなれば
それが相応しい
素敵な朝
確かに
そこで祈っていたの
『棘が
有るからには、
美しいはずでしょ?』
飛ぶよ
飛ぶよ
飛んでくよ
ちいさなひばり
涙の染みが
今は
きっと
愛のかたち