詩人:#聖
こんなちっぽけな部屋だから
もうひとつくらい鍵を作ってみたんだ
気の利いた言葉すら
すぐに盗む そんなの当たり前の僕だけど
夜にしか映えない
見栄えの悪い やましい僕達は
それでも なんて
もうないんだ
もう戻らなきゃ 無意味な日々に
涙を見せる その前に
こんなちっぽけな部屋だから
何も全部全部 残ってるんだ
やっと慣れた残り香とか
すぐに去る それにも何も思わなくなっていたのだけど
夜にしか映えない
見栄えの悪い やましい僕は
明日 なんて
もう見えないんだ
もう別れなきゃ 意味ある日々に
紫陽花が枯れる その前にはどうか