詩人:結希
眠りにつく小さな蕾達
安堵した表情を見て僕が安堵する
いつか今の僕を追い越して
僕を恨むこともあるのかも知れない
なぜ守ってくれなかったの?
なぜ…?
いつかそんな疑問を僕は問い掛けられるのかも知れない
僕は確かに守れなかった
僕より小さな蕾達
たくさんの可能性に満ち溢れている
大地に強く根を張って
たくさんの水と光を浴びて
綺麗な花を咲かせて欲しい
守りたいものがあるからこそ臆病になったりもする
今度こそ…
僕は守るね
今の僕を君達が追い越してくれるその日まで
ONRY ONE
いつか僕も僕だけの花を咲かせたい
この小さな、小さな蕾達と共に…