詩人:魅那
波打ち際に
立ちすくんでた
離れてく
後ろ姿を
見つめて…
さよなら…
一言だけ
残して…
さよなら…
告げるのは
簡単
だけど
告げられた方ゎ
悲しみより
深い傷を負う
心奪われた
代償?…
薄れてく
意識の中で
あたしを
呼んだのは
君の声
波打ち際に
残された私を
向こう側から
また手を
差し伸べ
受け入れてくれた
大きなうみ
おまえの
居所場所は
此処だよと
打ち返し
また
在るべき処に
帰り来る波
迷いなんか
もうない
あたしには
大きな
う み
があるから
2011/01/22 (Sat)