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詩人:どるとる
『ただいま』を言う人が居れば
『おかえり』を待つ人が居て
今日もその『ただいま』に救われてる人がいるようにね
その『ただいま』の声に『おかえり』を言いたい人が居るのさ
ただ、『ただいま』って言うだけで
心が洗われるような気持ちになるんだよ
だから『おかえり』と言ってさお互いに心を洗い合うように出迎えてあげよう、最高の笑顔で
『ただいま』という魔法の言葉が
『おかえり』という言葉を生むんだ
ほら 『ただいま』だけじゃ悲しいよ
だから『おかえり』と言い返すことで
優しい気持ちになれるようにするんだ
大きな意味なんかないんだ
それでも、僕らは今日も自然と言ってしまうだろう
『行ってきます』と言えば『行ってらっしゃい』という言葉につながるみたいに
ほら 『ただいま』には『おかえり』が『おかえり』には『ただいま』が必要なのさ
だから今日も言おう
僕の『ただいま』に
君の『おかえり』を重ねて 心、洗い合おう
1日のはじまりが
『行ってきます』なら
1日の終わりは
『ただいま』とそして『おかえり』
そんな言葉で微笑むことができる幸せ
魔法の言葉が咲く
場所には愛がある
ほら 今日も
だから 言うのだ
魔法をかけるように
魔法にかけられるように
ああ 明日も次の日も言うのさ
たとえば僕なら『ただいま』
そうして君は『おかえり』
そんなやりとり
大切さ
必要さ
僕には少なくとも
エネルギーになるよ
だから 夕暮れ時
疲れてても
ドアを開けたなら
その言葉も一緒に言うよ
君にいちばんに言うよ
ほら 目と目をあわせて
笑顔で
『ただいま』
そして
『おかえり』
言いたいし
聞きたい言葉だ。