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[193330] 少女たち

詩人:七緒





いつも通る公園の横
乾いた笑い声の君と帰り道
まだ空は明るいのに
あの曲がり角で君と別れれば今日が終わるような気がした


ねえ 大事なものをいくつ持ってるの
どうしても前を向けない夜 君を救ったのは何 守ったのは誰
困らせてしまうだろうな 怖がらせるかもしれないな
石ころ蹴って言葉を飲み込んだ
君の靴にぶつかって立ち止まる
好きだよって 本当はあの時言いたかったの
私の全部を あげたかったの



長かった髪を思い切り短く切って
別の人になれたらいいのにね
泣きじゃくる友達の背中
いつも強い子だった彼女の
覚悟がほどけていく音が聞こえる


いつか私たちがもっと大きな恋をしたとしても
忘れずにいたいこと たくさんあるよ


今はただ泣いて
思いきり泣いて
小さく手を振り見送った
17歳のすべてだった 私たちの恋へ







2017/02/25 (Sat)
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