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[120885] 純情の下のそれ

詩人:ジャガー




ねぇ僕にまとわりついた


ベタつく記憶や想いは


実は君のせいじゃないんだ



僕の中の純情の皮をかぶった


奥に眠る独占欲みたいなもの







あまりにもわがままだったのは


僕のほうだった



太陽が登る事すら

見ないふりしたかった





正直君以外でも

いくらでも抱けるよ


ただ無くす事は

何よりも恐れてて





そしたら君はいなくなった


君が誰かに抱かれる事が一番我慢できなくて

焼け付く怒りは

どう処理したか覚えていない







今は










なんだこの冷めた気持ち



冷ややかに曖昧に

真実味の無い愛を歌う




いまだ眠る純情の下のそれは



明らかに諦めている


俺にあきれている


ベタつく悪夢を残して




2008/02/11 (Mon)
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