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[193592] でんでんむし

詩人:鰐句 蘭丸

六月も終わりに近づき

梅雨入りしたものの少雨で

だらだらと季節をひきづっている午後

もう閉店した道の駅の駐車場

紫陽花も盛りを過ぎて

大きな葉にでんでんむし

そう言えば昔

この頃に別れたっけ

この世で最も愛したひと

行方も生死もわからない

今は 三度目の結婚をし妻が居る

なんで三度もしたんだろう

懲りない男だ

そう でんでんむし

のらりくらりと この梅雨のよう

家に帰れば あらここにも

居るよ でんでんむし

話しをしても 声をかけても

全っ然 全然

でんっでん

でんでん無視

でんでんむし

2017/06/27 (Tue)
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