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[194185] 愛くるしい君

詩人:EASY

僕は

一般的に言うような
人好きではない

大勢でいるのは
好きではないし

必要だからそうすることはあっても

その煩わしさは拭えない


でも一方では

どうしようもないほどに
人を愛しく思う

それは

強がるほどに
僕をそうさせる


格好つけてもみんな
お腹は空くし

どんなに気取っても
ため息はつく


普通に愛しい人達は

人の悪口は言っても
自分は良く思われたい

それは裏を返せば


本当は辛くても

そんなことしか口に出来ない
強がりにしか見えなくて

僕からすればそれは

愛くるしさの表現だ




あれ知ってる?

知ってる知ってる!
あれでしょ?


僕たちはいつも同意する

それに
乗り遅れてはならない

その焦りに対する
僕らが見せる微笑みは

それに対して行うものだ


子供の時に手放した
風船が飛んで行く空の

それを想像できるなら



その空と同じくらい
僕たちは広くって

その空と同じくらい
僕たちは愛しくて

その空と同じくらい
僕たちは切ない


でも

僕から見た君は

その空よりずっと愛しくて

その空よりずっと切なくて

その空よりずっと


愛くるしいものなんだ






2017/12/20 (Wed)
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