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[115988] 『電話越し』

詩人:華森 愛瑛

電話越しに聞こえる
貴方の優しい声...

側にいなくても
目を閉じれば
貴方がにいる....

電話越しに聞こえる
バスセンターの
うるさいアナウンスも
それもいつしか
私の中で当たり前に
なってきた...

思うように逢えない日は
電話越しで聞こえる
貴方の優しい声で
眠りにつこう...

そぅ....
貴方と初めて話したのも
電話だったね....
笑いが絶えない
優しい声...
その日から恋芽生えたんだ

そして....
付き合ってすぐに
「遠距離大丈夫?」っと
電話越しで優しく
言ってくれた事
今も鮮やかに覚えてる

今、思えば電話での
思い出たくさんあるね

喧嘩もしたね...
私....電話で
たくさん泣いたね
笑ったね
怒ったね....

たくさん「好き」って
伝えたね....

貴方もたくさん
私に思い伝えたね....
怒らせたね
笑わせたね...

毎日、電話越しに
聞こえる貴方の
優しい声....

落ち込んだ時は
貴方の優しい声で
元気になれるんだ...

その優しい声も
いつかは聞けなくなるんだね

当たり前にかかってきてた
電話もいつかは
鳴らなくなるんだね...

私の右には貴方が
いて...
貴方の左には私が
いて...

いつも側にいてくれてて
いつも「大丈夫だよ」って
言ってくれた貴方が
いつしかいなくなるんだね

電話越しに聞こえる
貴方の優しい声...
次は誰に優しく
問いかけるの....?

2007/12/01 (Sat)
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