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[113796] 苦笑いの中に遠く父を想う

詩人:恭ノ字

午後11時 電車の中

きっと、今日もよく汗水
流して働いた、
家族の為に働いた、

きっと明日も朝早いのに。
だが、しかし

これが、あの子の重さなら。

これが、あの子の寝息なら。

香るのが、あの子のシャンプーの香りなら。

僕は傾く右肩に少し苦笑いを覚えながら、

左上の中吊りに眼を凝らす。

心地は良くないぜ。

だか、しかし、

オッサン、明日も頑張りや!

2007/11/02 (Fri)
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