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尻尾まであんこが詰まってるたい焼きの部屋  〜 「傷」への投 票 〜


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詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き


寄り添う人の影に隠れて
今日も誰かが誰かを
こっそり憎んだり恨んだりしてる
人が人を愛さなきゃいけないなんて
決まりはどこにもないから
人の殺意には手錠はかけられない

ありがとうも言えないこんな僕なのに 
もらったままの感謝は増えていく
見返りを待つのはそろそろくたびれた
だから僕は呼吸するように人を思いやる

ごめんなさいも言えないこんな僕なのに
あなたは困った顔で抱きしめてくれる
素直になれない自分が馬鹿馬鹿しくなった
だから僕は大人になって階段をひとつ上る

ありがとうを言われるようなひとになりたいが、
ありがとうなんてもらえなくとも
誰かを助けたいと思うから
見返りなんて受け取らないし求めもしない
胸に抱えた傷を見せあいながら
同じだよと笑う明日をキャンバスに描く
いつの間にか 僕は抱えた傷を愛せる人になった。






2019/02/11 (Mon)
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