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[15863] 大切なあなたへ…

詩人:皐月

あなたに恋をして
わたしは変わった

それはいいことばかりではなかった

あなたに振り向いてもらいたくて
毎日が本当に一生懸命だった
一生懸命過ぎて 周りが見えなくなっていった

わたしの中はどんどんとやきもちと嫉妬で埋め尽くされていった
わがままで 嫌な人間になっていく自分が
恐かった…

あなたにそんな自分を見られたくない
そう 思った

だけど
こんなにも1人の人を想える確率なんて少ない

できることなら
あなたにもわたしと同じようにわたしを想って欲しかった
だけど
無理なんだね…
辛くないと言ったら当然 嘘になる
もしも願いが叶うなら
わたしは間違いなくあなたの心を 願う…

傍にいる時間が増え
それが当然なんだと思い始め
少しでも離れると 息さえうまくできなくなってた
あなたの行動 発言
全てに疑いを持つようになってた
弱い わたし…

強くなりたいと思った
あなたをもう 悩ませたくなかった
だから
離れようと思った
だけど
できなかった…

いつか あなたはわたしの前からいなくなる…
だけど
あなたのことを想って過ごせる毎日は
本当に楽しい…
あなたのことを考えて過ごせる毎日は
本当に幸せ…

いつかほかの誰かに恋をしても
決して消えることはない想いだと思える

出来ることなら
あなたと過ごせる今が ずっと続いてほしい
でもこの幸せは いつ消えてしまうかわからない
きっと
残された時間は 少ない…

あなたはきっと
何の前触れもなく 突然わたしの前から消えてしまう…
そして その日はもうすぐ傍にきてる…

もう 覚悟しておかないといけない
辛いけれど 本当に苦しいけれど
いつまでも一緒には いられない

あなたはいずれ いなくなってしまう…
いつまでも2人ではいられない…
だけどせめて…
せめて
あなたの中から消えないでいたい…

たとえ
あなたに 嫌われたとしても
あなたの記憶にわたしが残るなら それでもいい…
わたしという存在を 覚えていてくれたら
それで いい…

どんな形でもいい
だけど
できることなら大事な人として…
どうかわたしという存在を 忘れないで…

2004/08/10 (Tue)
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