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[178593] ミミフサ

詩人:阿修羅


すべては私次第だっていうんだけどさ、

未来もうまく見えなくて

わたし、何やってんだろって


覚悟決めた人の横顔を

ずるいと思って眺めたり



眩しすぎて

見てられないことがたくさんで


わたしも近づけたら、って

動いてみたけれど、


少しつつかれただけで

ぐらついてしまう弱さ


一度下を見たら

足がすくんでしまう、ように


わたしはもう、どこにも行けない



誰にともなく

ごめんなさい、と謝る


そうすれば

すべてから逃げられると思っている、のだろう


そんなことは決して


決してないのに



わかってる、わかってるっていいながら

必死に耳を塞ぐのは


わたしかわいさ



ただの汚い其れ




そう、かって


哂ってみても


わたしもみらいもうごかないけれど


ごめん、

ごめんね。



ずっとひとりで

いたら誰にも傷つけられることも

傷つけることもないんだ、って



そうじゃないことも知ってるくせに



隙間で揺らいで逃げて不安定になる



唄っていたいのほんとうは

現実と夢の狭間で


できないことがやりたくないんじゃないの


この、足がつかない感覚が

どうしようもなくいや


だから無理やりにでも落ち着かせようとしてしまうの


ごめんね、

赦して



って

誰に云うの

2012/09/17 (Mon)
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